「これが悪魔とはねえ。もう少し堂々としたものかと思っていたのに」
掲載:「ボッコちゃん」(新潮文庫)
初版:昭和46年5月25日
あらすじ:
十三日の金曜日に、ある夫婦は鏡の中から悪魔をつかまえた。
その悪魔は名前に似つかわしくなく、なんとも哀れでパッとしないものだった。
それから夫婦はその悪魔をとじこめて…
***
虐待の描写が恐ろしいんですが、どこか童話めいた恐ろしさです。
対象が悪魔のせいかな?
童話ってけっこう残酷ですよね。
悪魔を捕まえる下りがすごくワクワクします。
この方法で悪魔が捕まえられるかどうか…ちょっと試してみたいかも。
しかし、キューキュー泣く悪魔は哀れですが、泣き声がちょっと可愛い。
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